目標を見つけるために、赤垣屋への入社を決意
![]() |
まずは牛尾君の入社動機を教えてくれる? |
![]() |
前の会社を辞めてフリーターをしている頃、たまたま赤垣屋の野田阪神店にお客として立ち寄り、そこで出されたお酒がおいしく、僕の中で赤垣屋のイメージが強くなったんですね。そんな時にたまたま、なんばウォーク店を見つけ、飲食店でのアルバイトは未経験だったけどやってみようという気になったんです。 |
![]() |
アルバイトから社員になったきっかけは? |
![]() |
一見さんで来られたお客様(お店に初めて訪れたお客様)の一言がきっかけなんです。当時、僕は目標を見つけてから社会復帰しようと思っていたのですが、そのお客様に「社会に出る前に目標なんて見つかるわけがない。興味のある分野に足を踏み入れてから、目標というものは生まれてくるものだ」と言われてはっとしたんです。何をびくびくしていたんだろうと。正直、飲食店は体育会系のイメージがあって怖かったんですが、赤垣屋ならそのイメージと全然違う印象だったので大丈夫だろうと。そこで、店長も背中を押してくれて、入社を決めました。 |
お客様の喜びや悲しみを汲んであげられる
接客や店づくりを目指す
![]() |
入ってみてどうだった? 目標は見つかった? |
![]() |
予想以上に面白かったです(笑)。目標は、入社3年目で店長になること。店長にふさわしい器になるための必要条件を備えたいですね。ちょっと話は飛びますけれど、僕はまだ結婚もしていませんが、将来はいい父親でいたいと思っているんですね。そのためには、人として信頼される人格が必要。店長はこの通過点だと思っています。 |
![]() |
いい父親になるために店長を目指すなんて、素晴らしい発想ですね。店長になるための器とは、具体的にどんなものだと思うの? |
![]() |
部下やアルバイト、人の痛みや心配事などを理解し、頭ごなしに叱りつけるのでなく、「そういうこともあるよね」とその人をしっかりと受け容れる器ですね。自分の努力次第で達成していく楽しさを伝えられる店長になりたい。 というのも、僕自身が元々飲食店の仕事が未経験で、入った当初は常連さんにとても心配されていたんです。でも、いろいろな方々にアドバイスをもらい、自分で気づいて、手探りで努力して達成した時の瞬間がすごく気持ちがよかった。そういう楽しさをあとから入ってくる人達にも伝えたいです。 |
![]() |
「人の痛みがわかる」というのには、とても共感するね。私も赤垣屋の社員も、お客様の喜びや悲しみを汲んであげられるような接客や、店づくりを目指しているから。牛尾さんのお話を聞いていて、そのことを思い出しました。 |
誇れるのは、勉強会。
そしてお客様や愛社精神あふれる社員
![]() |
社長から見て、赤垣屋の誇れるところはなんですか? |
![]() |
そうね、毎日ずっと来てくださるお客様がいることが誇れるというか、ありがたいことだね。なかなか、そんな店はないと思う。社内的なことでいうと、赤垣屋が好きで仕事を頑張ってくれている社員が多くいることが、誇りかな。牛尾君は、どんなことを誇りに思っているの? |
![]() |
僕は、毎月ある勉強会について誇りに思っています。先輩社員がぶち当っている壁や、それを乗り越えるための考え、行動など色々な話を聞かせてもらえ、僕自身、気づくことが多く、ありがたい居場所だなと感じています。また、自分の話を聞いてもらったうえで、店長クラスの先輩の意見や生の声、考え方などを聞けるということもあり、とても役立っているので、本当に誇れる場所だと実感しています。 |
![]() |
勉強会で得たことが、実際に仕事に活かされたことはあるの? |
![]() |
バイトから正社員になった時、指導のしかたで悩んでいたんですね。その際に、先輩から「教育は、「共育」という意味もあって、教える側も教えられる側も共に育つという言葉だよ。教える側も伝え方などを勉強して育っていくという姿勢で、一緒に楽しく働いたらいい」と言われました。この言葉を聞いて変わることができました。 |
![]() |
それはいいことを教えてもらったよね。これからもその精神でアルバイトの人達をひっぱってあげてね。 |
社員のお子さんや家庭が幸せになるような
取り組みをしていきたい
![]() |
先程、「いい父親になりたい」という言葉があったけれど、子育てにどう関わっていきたいと思っているの? |
![]() |
毎日関わりたいと思っています。仕事があるので仕事の日には限られてしまうかもしれませんが、休日には最高の遊び相手になりたいですね。社長は今、11ヶ月のお子さんをおもちですが、仕事との両立はどう考えていらっしゃいますか。 |
![]() |
仕事があるから育児に時間を取れないというのは固定概念だと思うよ。そうではなく、知恵を出してやっていく力が必要だと、子供を産んでから考えるようになったの。「男性は子育てできない」などという世間の声に惑わされず、自分のやり方をつくっていくことが大事。仕事と子育てを天秤にかけるのではなく、赤垣屋で働く以上、社員にはどちらも自然な営みとして考えてほしい。 |
![]() |
具体的にはどうすればいいのですか? |
![]() |
幸い当社はシフト制なので、時間の工面がしやすい。だから上手くやれば保育園の送迎だってできるよ。それに、全店で助け合ってフォローし合う体制が万全だからシフトの希望が通りやすいし、希望を言いやすい雰囲気もあるの。それに育児だけでなく、介護や看病などの場合でも助け合い、理解し合える風土を今後もつくっていきたいと思っている。社員のお子さんや家庭がみんな幸せになるような取り組みをしていきたいな。 |
![]() |
それは嬉しいですね。今日は貴重なお話をうかがうことができて良かったです。ありがとうございました。 |
![]() |
こちらこそ、ありがとうございました。 |