対面接客という立ち呑み居酒屋だから
お客様の喜ぶ姿を目の当たりに
学生時代、就職活動をしていた頃、たまたま大学の合同企業説明会で赤垣屋を知り、話を聞いてみたのがきっかけでした。もともとお酒を飲んで人と話をするのは好きなほうでしたが、それを仕事にすることは考えていませんでした。でも、説明会で「立ち呑みは、お客様とスタッフの目線が同じだから自然と楽しい雰囲気になる」などといった深い話を聞くにつれ興味を持つように。選考が進むにしたがい、立ち呑み居酒屋のさらに奥深い話に感銘を受け、入社を決めました。仕事内容はおもに接客で、お客様の前に立ち、料理や飲物の注文をおうかがいし提供すること。簡単に言ったらとてもシンプルですが、季節の料理やお酒をおすすめしたり、そのお客様に合ったものを提案し、喜んでいただく。お客様に元気をお届けするのが私たちの仕事の使命なので、常にその気持ちをモットーに接客に臨んでいます。また、お会計時にも良い印象を持ってもらい次回また来店してもらえるようにいつも意識しています。当たり前のことですが、元気に笑顔で心をこめてお見送りをする、その際にしっかりお客さんの顔を覚えるなど、工夫しながら取り組んでいます。さらに、会社で調理師免許を取り、仕込みや盛りつけなどの調理業務も担当しています。入社して8年目ですが、1、2年目の頃は教えてもらったことをがむしゃらに一生懸命やってきました。そのなかでとくにやりがいだと気づいたのは、お客様の喜びをつくっていくこと。対面接客なので、やっぱりお客様の喜んでいる姿が見られるのが、立ち呑み居酒屋という業態のなんといっても魅力です。お客様の喜びが自分に返ってくる、それが一番のやりがいになっています。
接客技術を競う近畿大会で3位。
仕事を頑張れる確かな自信に
お客様に自分の顔を覚えてもらえるのが嬉しいですね。なかでも心に残っているエピソードは、去年、1ヶ月ほど入院した時のことです。退院してお店に復帰すると、お客様から「瀬野君、心配したよ」「淋しかったわ」と言われた時のことです。僕は京都・舞鶴の出身で大阪では身よりもなかったのですが、お客様のこの声を聞いて自分の居場所がここにあると思えたのが嬉しかったです。会社の同僚やスタッフからも「大変だったね」などと声をかけられ、自分が支えてもらっていることを実感できました。もう一つ、自信につながったのは、大阪地下街が主催する、接客技術を競いあう接客ロールプレイングコンテストに出場したことです。1、2年目の頃で、上司に訓練してもらい、準優勝することができました。そして近畿大会にも出場。また会社での訓練を受けたり、先輩に相談に乗ってもらったりして、今度は近畿で3位に。本当に嬉しかったし、たくさんの人に教えてもらったり支えてもらったことに凄く感謝の気持ちでいっぱいになりました。これが自信につながり、それ以降仕事を頑張って続けられる原動力の一つになっています。
お客様の喜びもスタッフの喜びも
つくれるような店長を目指したい
先輩は面倒見がよく仕事でもプライベートでも相談に乗ってもらう機会が多く、自分の人生における気づきを与えてくれて本当に助けてもらっています。さらに、上層部と意見を交わし価値観を高めることのできる勉強会や、社外研修、店舗視察などの学びが多く、自己成長という面でいい環境を与えてもらっています。お店のほうでは孫のようにかわいがってくれるお客様がいて、地方から出て縁もゆかりもない大阪で居場所が見つけられたことを実感。こんなアットホームで魅力のある社風のなか、自分の目標は店長になることです。お客様を大切にし、お客様の喜びをつくっていく。そのためにはスタッフの喜びも必要なので、それもつくっていけるような店長を目指しています。目標を果たすためには、まずスタッフの信頼感を得ることが大切。だから、自分が一生懸命仕事をしている姿勢をスタッフに見てもらい、実績として売上につながるような成果を出せるよう今は日々、頑張っています。